姫野季のケフィアクッキング

 
 はすと云えば、芥川竜之介の蜘蛛の糸、ある日のことでございます。

 お釈迦様は極楽の蓮池の縁を一人でぶらぶらお歩き
になっていらっしゃいました。池の中に咲いている蓮の
花は、みんな玉のように真っ白でその真ん中にあ
る金色の蕊(ずい)からは、何とも云えない好い
匂いが絶え間なくあたりへあふれております。
 極楽の蓮池の下は、丁度地獄の底に当たって居
りますから、水晶のような水を透き徹して、三途の河や針の山の景色が、丁度覗き眼鏡を見るように、はっきりと見えるのでございます。極悪人ながら一度だけ蜘蛛を助けた男。カンダタを御思い出しになり、極楽の蜘蛛が銀色の糸をかけていた、その美しい銀の糸をお手にお取りになって、蓮の間からまっすぐに御下ろしなさいました。・・・
 子供達に読み聞かせ、目を輝かせて次

を待っていたのを、昨日のように思い出
します。
 どうぞ皆様、この続きは芥川竜之介、
又は蜘蛛の糸で検索してお読みください
ませんか?
 勿論文庫本で、やはり本からお入りに
なるのをオススメします。

その蓮の花の下の泥の中に横たわって

、土の栄養分をいっぱいに溜め込んだの
が蓮根、これからが美味しい季節です。

   写真は、いずれも熊本県鹿央の古代蓮苑にて

蓮根まんじゅう葛あんかけ

材料

蓮根 3節2節はおろし金の小さい目
丁寧にすりおろす。節はかわを剥き、酢水につけて塩少々でゆでる。
ケフィア 大匙3
小匙1
片栗粉又は小麦粉 大匙5(中に混ぜる分)
大匙(団子の外側につける分)
揚げ油 適宜
出しの元 お玉190ml
御手元のお玉は、なんml か調べておくと便利です。殆どは、昔の一合の半分の90mlです。
お玉(360ml
追い鰹 (はなかつお適宜)
葛又は片栗粉 大匙3
葛を溶かす水 お玉190ml
付け合せの三つ葉少々
ゆずの皮少々千切り
作り方

@蓮根すり降ろしにケフィアと塩、片栗粉大匙5を加える。
A@をフライパンに入れ、中火にかけながら透明感が出るまで練る。あら熱を取る。
B個の円盤状にまとめる。粉をつけておく
C揚げ油を熱し、弱火にしてまんじゅうをいれる。ゆっくり時間をかけて膨らむのを待つ。油きりの皿を準備。

D出しの元はお手元の濃度に合わせて、溶かしてください。私のは上記分量。
E鍋に入れたら沸騰させて火を弱め追い鰹を加えて火を止める。暫く放置
FEボールにざるをセットし漉す。
G葛又は片栗粉をボールに取り、水お玉で溶かす。

HFを鍋に戻し、沸騰させて、火を弱火にし、Gの葛を再度かき混ぜながら糸のようにたらす。下にあるだしの方も混ぜながら透明のあんにする。
I仕上げ、油きりしたまんじゅうを御椀に取り、ゆでた蓮根もミリ厚さにカットし加える。Hの葛あんをかけて、三つ葉、ゆずの皮をそえて。オススメしましょう。

熱々の葛あんをかける

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