姫野季のケフィアクッキング

パイネ・デ・カーサ(家庭のパン)
ルーマニア・トランシルバニア地方のパン

 先ごろテレビ番組の世界ウルルン滞在記でルーマニアの極上パンが紹介されていました。
 トランシルバニアは、ルーマニア北西部の高原、穀物と葡萄を中心とした農業地帯、そこの小麦農家に滞在してパンを作るという番組でした。作り方はあまり詳しくはなかったのですが、何とか出来そうですので挑戦します。
 人情豊かな農村地帯、トランシルバニアは、ルーマニア王ヴラド三世(吸血鬼伝説)のブラン城でも有名ですが、時間を作って一度訪問したいものです。
 15キロの粉、キロのジャガイモ、現地の岩塩の塩水8リットル入りのパン生地を5等分して石窯で時間もかけて焼くのでした。粉の分だけでも1個のパンが3キロです。
 家庭で何とか焼いて見ようと、遠赤外線の環境にするべく、オーブンに耐熱煉瓦や瓦を敷き込み、石窯の味が出せないか試して見ます。石窯用に石板が付属したオーブンがあれば理想です.
 単位は/10にして.5キロ分、ジャガイモも塩水も1/10にして、焼きあがったら、そのまま何もつけないで頂いたり、ケフィアとメープルシロップをつけ乍ら頂くと美味しさは広がります。

一切れカットし、ケフィアとメープルシロップをかけました

材料(この分量で家庭用のオーブンだと2個分にします。)

ジャガイモ 500g
水A 600g
強力粉A 500g
+イースト・・大匙
一日目、ここまでゆるめにこねて一晩寝かす。
100g
+岩塩挽いたもの大匙3弱溶かして
+水B100g翌日加える分
強力粉B 1000g(翌日加える
分)
打ち粉 強力粉・・100g前後
道具
耐熱煉瓦2〜3枚オーブンに入れて石焼状態にする。又は、瓦、石板等
25センチ前後のざる又はボールに布巾を敷き、強力粉を茶漉しでたっぷり振りかけておく。
付け合せ
ケフィア・・・・・・適宜
メープルシロップ・・適宜
メープルの説明
http://www.nakagaki.co.jp/2_11.htm
購入出来ます。
http://www.nakagaki.co.jp/netshop.htm
作り方

@ ジャガイモを茹でて、熱いうちに皮を
むき捏ね鉢でつぶす。

A 水Aを加え、すりこ木で混ぜる。荒熱
が取れたら

B 小麦粉A+イーストを加え、すりこ木
又はこぶしで突きこみ滑らかになるま
で混ぜる。

ここまで前日に準備し、布巾をかけて
おく。
一晩置いたトロトロの生地

こねています。
C Bに湯100gに岩塩挽いたもの大匙3を
溶かし、水Bを加えたものを入れる。
D Cに小麦粉B1000gを加える。こぶし
で突きこむ。滑らかになるまで。

これくらいの柔らかい生地です

E 布巾を敷いて打ち粉を多目に振ったざ
るに、(次回用に100gほど残して)大
まかにまとめた生地1/2を入れる。
※次回からはこの生地(老麺生地)を少し残して加える、味わいが深まります
F 表面にたっぷりの打ち粉を振ってお
く。2倍に膨らむのを待ってGHを参
考に焼く(柔らかい好みの場合)ずっしりと重いパンが好きなら醗酵を待たずに焼く。

G オーブンにレンガ、瓦、石板のいずれ
かをを敷き200℃から220℃に温めてお
く。

H

オーブンをあけ、ざるを持って厚手の
ボール紙に打ち粉を振って移し変え、
素早く瓦かレンガの上でボール紙を引
き抜く。オーブンを閉じて様子を見な
がら30分から40分前後焼く。

ずっしり大きなパンが焼きあがりました。

I

荒熱が取れたら、カットして、ケフィ
ア、メープルシロップなどを添えて
頂きましょう。

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