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| 四十数年前のことですが、京都大学の平野助教授(当時)から、これのビフィズス菌の成 |
| 長促進活性を測ってくれないかと言って渡されたのが、N-アセチルグルコサミンでした。当時 |
| 、平野先生は母乳に含まれている生理活性物質の研究をしていて、N-アセチルグルコサミン |
| も母乳から抽出された貴重なサンプルでした。私は当時琵琶湖畔にあった乳業会社の研究所 |
| に勤務していましたので、何回も大学を訪ねて平野先生の指導を受けながら、ビフィズスファク |
| ター(ビフィズス菌の成長促進効果のある物質)のテストをしました。幸いテストはポジティブデ |
| ータが得られ、平野先生と連名で英国の学術雑誌ネイチャーに投稿していただきました。懐か |
| しい思い出です。 |
| 平野先生はアメリカの大学に教授として招聘され、帰国後は鳥取大学の教授に着任されま |
| した。そして近くの境港に大量に廃棄物として放置されているカニの甲羅の有効利用のために |
| つくられたキチンキトサン研究会の会長に就任され、業界の指導に当たられていましたが、先 |
| 年惜しくも他界されました。 |
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| 閑話休題、私の家内が膝が痛いと言って、グルコサミンの錠剤を飲んでいたのですが、これ |
| が一度に十錠も飲まなければならないと言うことで、私も試しに飲んで見ますと、これだけで胃 |
| がいっぱいになる感じがあり、食事の前にこんなものを飲むとダイエットにはなるだろうが、栄 |
| 養が偏ってかえって健康を害するのではないかと思いました。それでもっと飲みやすくすること |
| を考え、顆粒にしてケフィアにトッピングすることを思いついたのですが、一般に市販されてい |
| るグルコサミンは、グルコンサミ塩酸塩しかなく、ケフィアにトッピングすると塩っ辛くて、ケフィ |
| アがまずくなってしまったので、このアイデアを断念しなければなりませんでした。 |
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| ところが最近になって、焼津水産化学工業が、カニの甲羅からN−アセチルグルコサミンを |
| 純粋に抽出する技術を開発し、機能性食品原料として発売したことを知りました。早速これを |
| 取り寄せ、ケフィアに振りかけて食べてみると、ケフィアの味を損なうことは全くなく、むしろ美味 |
| しくなりました。それもそのはずN−アセチルグルコサミンは砂糖に近い甘さがあり、焼津水産 |
| 化学工業では甘味料として用途特許を申請しているということです。難点はグルコサミン塩酸 |
| 塩に比べ、N−アセチルグルコサミンの原料価格が10倍も高いこととです。 |
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| しかし、ヒアルロン酸の構成成分として体内に存在するグルコサミンは、グルコサミン塩酸塩 |
| でなく、N-アセチルグルコサミンですから、体内に吸収された場合効果が全く違うことは予想 |
| 出来ます。原料価格が高くても本当に健康に役立つものを販売すべきであると考え、添加物を |
| 全く使わずN-アセチルグルコサミンのみで顆粒にすることに成功しました。N−アセチルグル |
| コサミン100%で販売しているサプリメントは、日本でただひとつNAG100スイートだけです。 |
| 思えば三十数年前に平野先生の薫陶を受けたことが、NAG100スイートとして結実したもの |
| と感謝しています。 |
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